旅立ち!そして新たなる挑戦!

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日本代表合宿が終わった。新生ALL JAPANの選手全員が集う最初で最後の強化合宿であった。やり直しは効かない合宿だった。選手達は勿論だが、監督コーチ陣にとっても同様だった。3日間、代表選手と強化指定選手達に力の限り選手団の使命を説いた。第1回世界大会から続く“王座死守!”の誇り高き日本選手団の使命を!ユースジャパン出身の選手達に“伝統継承!”の使命を再び語った。文字通り、世界の舞台で戦う技と魂の伝承の強化合宿となった。

敢えて厳しく言うならば、伝統継承とは結果を出してこその言葉なのである。厳しい勝負の世界。時として、結果が全ての場合もある。

日本代表強化合宿は、参加することに意義があるユース合宿とは訳が違う。

強化合宿から1週間が経った。その強化合宿に参加した選手達に厳しい話をした。選手達が自主トレをしている時にある道場生が来た。残念ながら大学受験に失敗。しかし、もう一度、同じ学部で挑戦すると。もう1年休会させて下さいと挨拶に来たのだった。嬉しかった。わざわざ挨拶に来てくれたことも嬉しかったが、もう一度チャレンジする強い意欲に燃えていたから。

『これで人生が決まった訳ではないから。これからが人生の始まりだから。いや、まだ始まってもいないから。人生一度きりだから後悔しないように何度でも挑戦して欲しい。』

『そういう道を選ばせてくれた両親に感謝しないとね。』

親御さんからは、くじけずにこうやって頑張れるのも空手のお陰ですと言われた。お世辞でも嬉しかった。

同じ日、就職で空手をやめることになった分支部の女子部が挨拶に来た。

『バラ色の人生が待ってるよ!』

こういう事って重なるものである。春の到来を感じる一日となった。

世界大会を目指す道場生もいる。浪人して再び難関の大学受験に挑む道場生もいる。就職で空手をやめる道場もいる。どの道を進むかは自分次第である。世界大会をつかめるか?は自分次第である。合格を勝ち取れるか?も自分次第である。バラ色の人生になるかどうか?も自分次第である。

1週間前に日本代表強化合宿の時に見た富士も、昨年11月にユースジャパン強化合宿の時に見た富士も同じであった。雪化粧の有り無しなど多少の外観の違いはあれど、あの雄大さはいつも同じである。2年前の富士も。3年前の富士も。10年前ユース合宿で道着を着て初めて見た時とも全く変わらない。

何故ならば。

ユースジャパンは将来の日本代表選手を育てるために創ったから。世界の舞台を夢見て富士の麓で育った(稽古した)ユースジャパン戦士達が、日本代表選手となって富士の麓に帰って来ただけだから。

関東で勝てずして全日本で勝てない!

全日本で勝てずして世界で勝てない!

全関東大会まであと13日!