いざ出陣!

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戦いの時が来た。

いよいよ明日、第6回全世界W制選手権大会のためカザフスタンに向けて出発する。昨日、陽孝が最後の調整で道場に来た時にこう言った。

『やり残した事はないな。勿論勝ち負けはあるけれど、こんな素晴らしい舞台に立てるだけでも幸せだよ。代表選手の誇りを持って思いっ切り戦って来い。』

『新極真会に来て良かったなあ!』

この言葉は全て自分自身に対して、言っている言葉でもある。

やり残したことはないか?ある訳がない。

勝つ為に最強の日本選手団を作った。直前の強化合宿だけではない。あらゆる場面、あらゆる手段を講じて檄を飛ばして来た。大袈裟ではなく、この日の為に13年前にユースジャパンを組織が創った。代表選手の主力メンバーはこのユースジャパンの第1期生である。このユース1期生から無差別の男女の世界チャンピオンが生まれた。だから今度は階級別のチャンピンを目指す。しかも全階級の制覇を目指すのである。ユースジャパン13年の集大成の戦いなのである。そして自分自身にとっても世界大会7回目となる総決算の戦いでもある。

今から丁度30年前の第4回世界大会に最初で最後、日本代表選手として出場した。その時の日本代表の仲間が組織の代表となった。緑代表が世界20万人の新極真会の頂点に立ち、世界の組織をリードする。そして同じ仲間の木元師範、外舘師範が理事となって緑代表を補佐する。大山総裁の作った極真空手を皆で継承しているのである。

世界大会に臨む時いつも想い出す。自分が30年前に立った世界の舞台の光景を。日本は見事優勝したが、自分自身は4回戦で負けた。見事な一本負けで(笑)。担架にも載せて貰った。悔いが残ってしようがなかった。立ち直るのに正直何年も掛かった。恥ずかしかった。しかし、今は日本代表選手としてあの舞台に立てたことを誇りに思う。心から幸せなことだったと思う。あの日があるから、間違いなく今の自分がある。

日の丸を背負い、ましてや未だ成し遂げた事もない“全階級制覇!”を目指しているのだからプレッシャーも相当なものだろう。それを立場上、自分が先頭になって檄を飛ばしているのだから皮肉なものである。しかし、そのプレッシャーを跳ね飛ばし、背負っているものを全てパワーに変えて頂点を目指して欲しい。

“間違いなく日本代表選手団は世界最強である。”

 

歴史が証明している。歴代の世界チャンピオンを見よ。歴代の錚々たる日本代表選手達をも見よ。コーチ陣を見よ。全員が世界チャンピオンか、全日本チャンピオンである。世界最強のコーチ陣である。彼らコーチ陣が選手の時代も世界の舞台で一緒に戦った。だから監督・コーチ・選手と立場の違いはあれど、世界戦士として皆同志!“同期”なのである。だから合宿で♪同期の桜♪♪を皆で歌うのである(笑)。日本代表選手団で、ユースジャパンで同じ釜の飯を食べた多くの仲間達と共に戦えることを誇りに思う。幸せに思う。

“新極真会の一員であることを誇りに思う。幸せに思う。”

だからこそ、全階級制覇の野望を成し遂げたいのである。

あの日から丁度4年が経った。弟啓治(師範)は中国上海へ旅立つ直前に病に倒れた。前大会の開催地リトアニアに向けて旅立つ日だった。成田空港で搭乗手続きをしている最中に悲報があった。ボストンバッグには啓治が心魂込めて描いた龍画が入っていた。全階級制覇の必勝の願いが込められた龍画を日本選手団のために病に倒れる直前まで描いていたのである。

自分だけではない。人は何かしら?何かを背負って生きている。支えてくれる人も必ずいる。その背負っているもの全てに勝ちパワーに変えて、支えてくれる人の分まで共に戦うのである。

人はひとりでは生きて行けない。ひとりだけの力で大きな舞台には立てない。ひとりではない。仲間がいる。日本中の仲間の応援を背に、最高の仲間と世界の頂点を目指す。厳しい戦いになろうが、仲間達と乗り越えて行く。心ひとつ!一致団結!空手母国の威信に掛けて必ず勝つ。

“全階級制覇を必ず成し遂げて見せる!”

いよいよ決戦の時が来た。いよいよ出陣の時が来た。

明日、決戦地カザフスタンに向けて出発します。

決戦の日まであと4日!