出会いは奇跡を起こす!中国と福岡、師弟の虹の懸け橋

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コーン・スピテールス師範、新極真会ベルギー支部長。
第5回世界大会に出場し、4回戦で緑代表と対戦した。善戦するも上段回し蹴りで一本負けを喫した。それ以来、緑代表との交流・友情は続く。昨年は自らがヨーロッパのフルコンタクト空手界の諸流派を集め、サマーキャンプを主催した。日本からは緑代表と第6回・第10回世界チャンピオンの塚本支部長が参加した。塚本支部長はクン師範を兄とも慕う仲である。K1でも有名なオランダのシェーム・シュルト選手や多くの諸流派選手も参加し欧州フルコンタク空手界大同団結に繋がり大成功を納めた。2020年東京オリンピックの年に全世界フルコンタクト大会が大阪開催される。その中心は勿論新極真会である。
自分は第4回世界大会で、同じ4回戦で後ろ上段回し蹴りで同じくノックアウトされた。二人とも負けた試合が派手だっただけに、その後の大会告知用の映像でよく使われた。いつの頃からか大会などで二人が会うと、
 『Brother、We are very famous. We are same story!Wah ha ha!』
と笑いながら抱き合い再会を喜ぶようになった。お互いに倒れるジェスチャーをしながら(笑)!クン師範が昨年の夏に来日した時、千葉まで出稽古に来てくれた。案内してくれたのは勿論弟分の塚本支部長である。道場生達と一緒に稽古して、夜は三好副代表から教わった伝統の「鶏の水炊き会」をして朝まで大いに盛り上がった。
 ある時、クン師範といつも交流しているFBで凄い事実が分かった。クン師範にはお嬢さんが二人いた。それも、な、な、何と双子だったのである。ビックリした。そして昨年の夏、道場に来た時に聞いた話。息子さんが、な、な、何と上海に住んでいると。またびっくりした。お嬢さんが双子!息子さんが上海!ここまでも我が家と似ているとは縁を感じずにはいられなかった。
 この夏、緑代表がクン師範を昨年のサマーキャンプの御礼の意味を込めて福岡大会に招待した。弟啓治(師範)とも久しぶりの再会を果たした。二人とも大変に喜んでいた。福岡に来たのは初めてではない。昔、福岡大会に二回出場したことがあるらしい。な、な、何と当時福岡支部師範代を務めていた啓治に誘われ、緑代表と一緒に我が家の実家に行ったこともあるそうである。今回話を聞いてまたまた驚いた。
 
今年の福岡大会には、啓治が単身中国上海に渡り裸一貫で創った中国支部から選手が初めて参加した。20名出場し、6名入賞した。異国の地で、しかもレベルの高い大会に初参戦。堂々たる戦いぶりで見事な成績を収めた。大会以上に道場生達が喜んだこと、それは師である啓治と数年振りの再会を果たした事であった。いまだ病と闘う師との涙!涙の再会だった。北京道場生は新極真会に移籍したばかりである。啓治師範と初めての対面だった。来日も初めて。新極真会の大会を見るのも、出場するのも初めてだった。その大会会場で世界の新極真会の会長である緑代表に言葉を掛けて貰い、最高の想い出となった。中には涙する道場生やご父兄もいた。感動!感動!の福岡大会となった。いつの頃からか福岡(全九州)大会の度に啓治から龍画や武の書をプレゼントされるようになった。左手一本で描いた魂の書画である。大会には支部長の制服姿で来る。今は空手が出来なくても心は支部長なのである。魂は空手師範のままなのである。大会会場に来るようになって益々元気になったような気がする。新極真会の仲間と会うこと、緑代表と会うことが一番の薬になっているような気がする。6月には地元の仲間達の手助けもあり、初めて飛行機に乗り沖縄大会に出席することが出来た。奇跡である。夢のようである。
 
7月カザフスタンで日本代表選手団が7階級制覇の偉業を成し遂げた。8月カラテドリームフェスティバルで千葉の桃太郎達が大活躍した。またその母達も同じ夢の舞台に立ち大暴れした。飛び跳ねた(笑)!我が故郷福岡で師弟の再会があった。師と弟子の涙の初対面もあった。
 今年の夏は感動!感動の連続だった。
感動はまだまだ終わらない。奇跡はこれから始まる。“出会いは奇跡を起こす!”
いつも啓治がお世話になっている地元の後輩白石君から一本のDVDを会場でプレゼントされた。そのタイトルを見て驚いた。
『上海道場責任者就任パーティー 2013年5月18日 行橋 京都ホテル』
それは啓治が中国上海道場責任者の任命を受け、地元のホテルで盛大に行った壮行会を記録したものだった。当時の写真は見たことがあったが、DVDの映像で残っているとはびっくりした。
アスタナとドリームフェスティバルで大勝利に沸いたこの夏。同じ夏、我が故郷で開催された福岡大会に中国支部道場生が初めて出場した。啓治と道場生達が感動の再会(初対面)を果たした、まさにその会場で上海に旅立つ時のDVDを貰ったのである。
2013年は組織が新極真会に名称を刷新した年である。また新極真会になって初めて開催した第8回世界大会の年でもあった。自分が日本選手団のコーチとなった年である。ここから10年以上に渡って連戦連戦の“地獄と天国が紙一重の日々!”が怒涛のように始まって行ったのである。宿命かなあ(笑)?こんな意義深い年に空手の神様から命を授かった道場生がいる。2013年の誕生だから、今年で14歳になる。中学2年生。しかも、偶然にも5月生まれ。何か持ってるかも?新極真会誕生の年、自分が日本選手団に入った年に生まれるなんて何処まで俺の人生に関わるのやら(笑)?陽孝に続いて何としてでも世界の舞台に立って欲しいと願うばかりである。
 DVDを見た。14年前の上海壮行会。次から次へと出てくる想い出の数々。緑代表との出会い!師範代就任。中国へ旅立つ決意。仲間達からの激励。笑いあり!涙あり!の映像だった。あの時は二人とも41歳。若かった(笑)。気合いは世界一の元気な姿と今の啓治の姿が交錯し泣けた。二人して家を出て親孝行も出来なかった日々が悔やまれ泣けた。啓治の旅立ちなど、本心は少しも嬉しくなかったはずである。その心情が分かっていただけに、今の年老いた母の姿が思い出されまた泣けた。千葉に呼んでせめて一度でも自分の空手着姿を見せてあげれば良かったかなと、後悔しきりだった。映像で母の悲しそうな姿を見て涙が止まらなかった。
昨日、弟啓治から1通のメールが来た。
 『上海 12月2日(土)~4日 奥村啓治、三芳浩司 押忍!』
まさしくこの夏、様々の出会いで奇跡を起こった。
 初めての北京遠征直前に届いた14年前のDVD。間違いなく空手の神様からのメッセージである。
 “中国の首都北京で、啓治の魂を伝えよ!!”
そのDVDの内容とは・・・?