全日本選手になる方法!

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火曜日、桃太郎達が全員元気がなかった。

日曜日小さな大会だったが、そこで誰も結果が出せなかったから。6月のドリームフェスティバル直前の大会だったので尚更である。“小さな大会で勝てない人が大きな大会で勝てる訳がない!”と師範にいつも言われているから。確かにその通りである。小さな山も登れない人が、もっと大きなもっと高い山など登れない。もう6月のドリームの結果は大体分かる。しかし、ここからどうするかが大切である。反省すべきは反省し、また稽古で頑張るしかない。

大山総裁は仰せである。

武に道の探求は断崖をよじ登るがごとし 休むことなく精進すべし!

小さな錬成大会ですら結果が出ない。ドリームフェスティバルは全国から選手が集まる全国大会である。そんな桃太郎達にとって全日本大会に出場するなんてまさに断崖をよじ登る心境であろう。しかし、臆することは全くない。道場にはお手本の先輩がいる。桃太郎の先輩が一般部となり、立派に全日本選手となっているではないか。翔希は少年部時代に優勝したことがない。支部内ですらいつも3番だった。欣大は型は上手かったが、組手はそんなに強くなかった。翔太に至っては二人の先輩以上に弱かった。翔希、欣大、翔太は千葉南支部で一番になったことはなかった。でも3人は揃って全日本選手になった。少年部時代の姿からは想像もつかなかった(秘)。

3人の先輩の姿を見ていれば全日本選手になる方法が分かる。

3人とも少年部時代は稽古日数が一番だった。夏合宿や鏡開き、野外稽古など道場行事は全て参加した。優勝出来なくても何度負けようが、決して諦めなかった。中学生なっても高校生になっても空手をやめなかった。大学生になっても、就職しても空手をやめなかった。

全日本選手になる方法は?

何回負けても諦めない!空手を続けること!である。

ただし、その全日本大会で勝てる選手になるかどうか?は別問題である。

全日本選手になるかどうか?自分の中でひとつだけ方程式がある。大阪の大会に先輩の応援に行く人は全日本選手になっている。応援に行くのではない。自分自身が将来出場する時の事を思って行くのである。自分が出る気があるから行くのである。出る気のない人は行かない。東京ですら行かない(笑)。今年は中学生の将斗と紫穏が行く。将斗はひとりで行く。去年は翔太がひとりで行った。

将斗は初めて見た時から素質を感じた。ズバリ!桃太郎そのもだった(笑)。幼稚園の時にルネサンスから移籍して来て、ドリーム初出場でいきなり3位に入賞した。これまで勝ち取ったトロフィーは数知れず。将斗は幼年部の時に全日本選手のイメージが湧いた唯一の道場生である。成長すればするほどそれは確信に変わって行った。翔太はその将斗の真反対だった。家族で初めて道場に来た時、全くしゃべらなかった。続くかなあ?と正直思った。努力の虫だった。入門以来、毎年稽古日数は一番である。相変わらず余計な事はしゃべらない。最近やっと冗談を言うと、時々笑うようになった。身体も大きくなった。強くなった。もう将斗には負けない。先輩の欣大や翔平が全力で相手する位に大成長した。

その高校2年生の翔太がいよいよ全日本の舞台に立つ。デビュー戦がいきなり国際大会である。いきなり外国人選手と一回戦で対戦する。自分が翔太に期待している事がある。大会の結果云々よりも。1回戦で勝てばそれに越した事はないが。いや何が何でも勝って欲しい。勝つためにU-22に選んだのだから。

デビュー戦というのは、意外とその人が見えるものである。大舞台で力を出せるかどうか?将来性など。大会の結果よりも、大会を終えてどれだけ成長して帰って来るかを楽しみにしている。大会が終わって翔太がどう変わるか?その成長した姿を楽しみにしている。来週の火曜日に組手をしたら分かる。

道場に帰って来たら、その日から翔太はもう全日本選手である。

翔太がいよいよ全日本の舞台に立つ!然したる実績はない。しかし、翔太には目に見える実績以上に凄いものがある。入門以来コツコツ続けて来た稽古がある。誰にも負けない毎年稽古日数一番の看板を背負って戦うのである。

翔太、吼えろ!

翔太、大暴れして来い!

“桃太郎達よ 翔太に続け!!将斗、紫穏に続け!”

いよいよ決戦の時が来た。決戦の日まであと3日!