感謝の気持ち 結果で応えよ!!

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平成が終わり新時代となって迎える第12回世界大会、もう1年を切ってしまった。

先頭に立って「王座死守!」「王座奪還!」と男女W優勝をいつも叫んできた。しかし、正直な心境は全く不安がない訳ではない。特に女子については(内緒)。

アスタナの第6回世界ウエイト制では女子は4階級制覇した。しかし、その世界チャンピオンを擁して臨んだ5月の国際フルコンタクト大会では、優勝は中量級のみに留まった。同じ大阪で10月に開催された全日本大会では、女子は大会史上初めて王座を他流派選手に奪われた。男子はグランドスラムを達成した頼もしき世界王者の島本がいる。建武、勝汰、大喜など盤石の布陣である。島本の優勝インタビューを聞いてると一抹の不安も感じられない。

14回目となった今年のユース合宿。色々な意味においてこれまでの合宿の中で最も厳しい合宿となった。しかし、女子選手の頑張りを見て一抹の不安が消えた。

全日本大会決勝戦で負けて、身も心もボロボロだったに違いない。それでも女子主将としての重責を担い、全ての稽古メニューを全力で取り組む南原選手の姿に。

同じ全日本大会で反則によるまさかの初戦敗退。合宿期間中に男女を通じて一番声を出していた女子副主将の野邑選手の姿に。タイムレースで見せた意地の走りは圧巻だった。

引退しても女子コーチとして支えてくれるユース1期生の将口の姿に。その将口と一緒に厳しい稽古に取り組むUー19の選手達の姿に。

合宿終了後、全国のユースジャパン選手達にこう呼び掛けた。

 『参加して、それで終わるか。それを生かすかどうか?自分次第。
    それは感謝の心に比例する。』

正直、合宿が終わって少しエンジンが掛からない気分ではあったが、ひとりの女子選手の合宿レポートを読んで不安が消えた。暗闇の中に一筋の光明が射してきた。

 “・・・今回の合宿で改めて感謝ということの大切さを学びました。私は今年、全日本大会まで結果を残すことができなくて、その理由は技術や体力の面など色々あるのですが、自分は感謝の気持ちが足りないなと感じました。なので全日本大会では、感謝の気持ちを持って戦いました。周りで応援してくれてる人たちへその感謝の気持ちが伝えられるのは結果を出すことなので、その応援を力に変え、周りの支えてくれている人たちのために頑張ろうと思うことができました。それが結果につながったのだと思います。いつも代表、監督、コーチ、先輩がお話して下さる感謝の気持ちが大切ということが今になって分かるようになりました。この感謝の気持ちを忘れず、これからもがんばります。ありがとうございました。”

感動した。伝統継承!の叫びをしっかりと受け留め、心に響いている選手の存在に頼もしさを感じた。沈む心に陽が射して心温まる思いであった。

以前、全日本大会に出場した(千葉南支部の)選手達に大会が終わって“喝!!”を入れたことがあった(笑)。大会前に書かせた色紙の言葉を見せながら、口先だけのサインに対しての喝だった。

『感謝!感謝!って結果も出さないで軽く口に出すんじゃない!』って、世界大会日本代表選手に。喝が利いたのか?次の年、軽量級世界チャンピオンになった(笑)。

勿論、レポートを読んだだけで不安が勝利の確信に100%変わった訳ではない。それは3月の代表候補合宿で、そして6月の日本代表強化合宿で決まる。合宿が終わった時に男女W優勝の大確信を得られるか?茨の道、試練の道はまだまだ続く。

しかし、14回目のユースジャパン強化合宿は男女W優勝に向けて大きな大きな一歩となった。

友の言葉が脳裏に蘇る。

“プロは結果が全てですから!”

敢えて日本代表選手達に言おう。

“感謝。結果で応えよ!”        平成30年11月27日 誓

武の道において信頼と感謝は 

 常に豊かなる収穫を得ることを忘るべからず!