人は石垣 人は城!

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啓治と上海でデビューした。合わせて十段、114歳。リンリンカンカン。

♪酒は呑め呑め呑むならば・・・♪”

福岡県の人なら誰でも1番は唄える有名な黒田節。そして、曲名しか知らない武田節。2曲も披露した。中国から帰っても脳裏に焼き付いて離れなかったのは武田節の方だった。

♪ 祖霊まします この山河

   敵に踏ませてなるものか

   人は石垣 人は城

   情けは味方 仇は敵 仇は敵 ♪

色々な想いと決意で初めて開催した冬合宿だった。翔平から乞われて、これまた初めて書いた言葉・・・

 “団結!”

ぶっつけ本番、たったの1枚だけ書いた。重みのある言葉である。アスタナでの日本代表選手団の7階級制覇の大勝利。7人の世界チャンピオン達が口々に揃えて言ったこと、7階級制覇の大勝利の一番の要因は?日本選手団の団結!そしてユースジャパンがあったから!と。

自分が団結と書いている時、陽孝はただひたすら“王座死守!”と書いていた。

偶然にも年末に聞いた天の声。大山総裁が仰せである。

組織で最も大事なのは“人の和!”であると。即ち、団結である。

冬合宿の書初めの時までは、応援Tシャツは“絆!”で行こうと思った。何枚か書いたが、正直納得の作が出来なかった。ある時、団結で行こうと思った。そして、千葉南軍団で行こうと思った(笑)。

千葉で常設道場を出した時、道場の相談役になって貰った人がいる。自分が公務員時代の元上司である。世界大会に出場した時の直属の課長さんである。陽孝の優勝祝賀会では乾杯の音頭を取って頂いた。名前が石原と言ったので、当時芸能界で人気を博していた石原裕次郎さん率いる石原プロダクション、渡 哲也さんや舘ひろしさんなど錚々たるメンバーを擁し、その鉄のような固い絆から「石原軍団」と呼ばれていた。石原さんのことは課長とは呼ばず、皆団長と呼んでいた。石原軍団にあやかって、千葉南軍団にしようと思った。

中国上海遠征の初日の夜、部屋で啓治から懐かしい写真の数々と1通の茶封筒を貰った。写真はその場で見たが、封筒は開けなかった。帰国して何日目だっただろうか?少し落ち着いた頃に開封して驚いた。またまたぶっ倒れそうになってしまった(笑)。三つ折りにされた手紙が入っていた。啓治が介護でいつもお世話になっている坂口さんからの手紙だった。今回の兄弟揃っての遠征を心から喜んでくれた。啓治が黒田節と武田節を唄う前に紹介して下さいと、唄の解説までしてくれていた。・・・遅かった。紹介しなかった(内緒)。

黒田節:奥村両師範が生まれ育った福岡県に伝わる民謡です。・・・省略

武田節:四百五十年前の日本は戦国時代。全国に英雄が群雄割拠し、天下統一を目指していました。日本の真ん中辺り、甲斐の国の武将・武田信玄は他の武将のように城を築くことなく「人は石垣、人は城」と唱えて人の和を重んじ、最強の「武田武士」軍団を構成していました。この唄は天下統一の為に京都に向かう武田武士軍団の出陣の模様を語った唄ですが、単身中国に渡り「新極真魂」の種を蒔き、育て、心ならずとも病に倒れ言葉と右半身の麻痺という後遺症に見舞われながらも、今なお再起を目指して懸命に不屈の新極真魂でリハビリを続けている奥村啓治師範に対する応援歌でもあります。

啓治が空手ライフの特集で取材を受けた時、松井さんを実家や東犀川三四郎駅、闘魂神社に案内してくれたのが坂口さんだった。手紙を読んで、その深い想いに感動した。夢の山・世界の山を支える底辺の石垣、人の和、最強を目指す・・・まさに軍団。軍団まで一緒とは。またまた偶然が重なり驚くばかりであった。繋がった。

だが現実は甘くない。人間関係ほど難しいものはない。これまでも多くの人が去って行った。啓治とて別れの連続だった。中国の空手界事情は想像以上である。100単位で動く(笑)。しかし、去る人がいる中で新極真会に憧れ、奥村ツインズを慕い(笑)、新しい仲間も増えている。6年間復帰を信じて待ち続けてくれた人もいるのも事実である。6年どころか、中国支部設立以来、16年間ずっと啓治を慕い続けて付いてくる道場生もいるのも事実である。孫師範代、王玲。

人生は出会いと別れの連続でもある。

この世に光がなかったら、この世は真っ暗闇である。

千葉で少年部修了式をした日、中国から嬉しい便りが届いた。千葉南支部の桃太郎達から預かった親書が、中国北京の桃太郎達に渡った。金先生からのメールだった。そこには満面の笑みで手紙やプレゼントを手に持つ桃太郎達の姿があった。暗闇に一筋の光明が射したような気持になった。いつの世も、子供達の純心な姿は心を和ませてくれる。

♪桃太郎は光 桃太郎は宝♪

我 日中友好の虹の懸け橋とならむ

発表します。奥村師範が考える新元号は?

未来輝く時代の到来を願い・・・『来輝』