原点を創れ!

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大会を見てて思うことがある。

特に、大きな大会が終わったり、道場生の負けの試合で思う。大会が終わるといつもの自分に戻っている。前の負けを生かしきれていない。日にちが経てば記憶は薄れるし、熱も冷める。直ぐに結果には繋がらなくても進歩が見られないようでは、同じミスや負けを繰り返すだけである。大会の感動や悔しい負けをそれだけで簡単に終わらせてはいけない。

点で終わらせてはいけない。

経験や感動が心の底から響いた時、それは原点となる。大きな山を登るスタートとなる。不動の原点があればどんな苦難も乗り越えて前進することが出来る。自分にも幾つかの不動の原点があった。入門を夢見て弟啓治と励んだ闘魂神社での稽古。第4回世界大会。日本選手団強化合宿での大山総裁の薫陶。これらの原点が無かったら今の自分はない。

大山総裁の意志を受け継ぎ、世界大会で日本選手団が永遠に王座を守るために・・・我が組織は14年前、ユースジャパンを創った。将来の日本代表選手を発掘・育成するために。第12回世界大会、初めてユースジャパン出身の選手だけで臨み、見事男女W優勝を成し遂げた。14年前、初めて開催された第1期ユース合宿で緑代表は選手達にこう言って檄を飛ばされた。

『・・・将来、このジュニアの中から必ず世界チャンピオンが出ます。将来の軽・中・重のワールドカップのチャンピオンが出ます。・・・日本の王座を絶対守る日本代表選手になってください。先輩が守ってきた第1回から第8回の無差別王者を絶対に海外に渡さないように頑張ってください。君達の世代で王座を流出させてしまうのは先輩が築いてきた伝統を崩すことになります。だから君達の世代が主役になる第9回。10回、11回の世界大会も必ず日本が無差別の王座を守ってください。・・・』

今でもあの時の光景がはっきりと蘇って来る。第4回世界大会の時と同じように。緑代表のあの言葉がユースジャパンの産声だった。14年前のあの日が、ユースジャパンの原点である。

不動の原点を持つ人は強い。ユースジャパンにも不動の原点があったからこそ、15年後男女W優勝を成し遂げることが出来たのである。そのユースジャパンの聖地が「富士緑の休暇村」である。もう既に次の戦いが始まっている。新たな誓いを胸に明日富士へ行って来ます。