伝統継承せよ!

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コロナ禍で今年のユース合宿が中止となる中で、木曜日に「我が青春のユースジャパン!」と題しユースジャパン15年の歴史と想いを綴った。そのブログの最後・・・

「緑代表の号令で、500人のユースジャパン選手団が富士山を背に正拳中段突きをする様を全国に届けたい。」

翌金曜日、またもやひっくり返りそうになった。しかし、今回は驚き以上に超嬉しくて。三好副代表が、いよいよ来週末に迫った全日本大会と共に中止となったユース合宿について投稿していたのである。その写真を見て驚いた。富士山を背にユースジャパンのワッペンを付けたユースジャパン戦士達の写真。先頭の列の中央にはもちろん緑代表がいる。500人のユース日の丸軍団がまさに正拳中段突きをしている写真だったのである。

同じ日に同じ場所に同じ思いを馳せていたことに驚いた。15年続いたユースジャパンの歴史と伝統。コロナ禍で今年の合宿が中止となった無念さの中でも希望を持ち、いよいよ1週間後に迫った世紀の大決戦に希望を託す。大袈裟に言えば、この地球上に同じ思いをしている人がもうひとり居たことに最高の幸せを感じたのである。当然と言えば当然である。ユースジャパン立ち上げから今日まで二人三脚でユースジャパンを率いてきたふたりだったから。ユースジャパン10周年の年、その大発展の貢献と功労に対してふたり一緒に組織から「新極真賞!」という最高の栄誉を頂いた。三好副代表に“同じ日に同じ場所に同じ思いをしていたんですね”とメッセージを送ったら、やはり驚かれていた。

“来年は赤鬼コンビ復活だね!”

昨年のユース合宿の時の事である。三好副代表は海外遠征と重なってしまい、初めて不参加だった。最後の稽古が終わり、体育館での解散式も終了し、“解散!”の号令を掛けた時の事である。その後はいつものパターンで支部ごとの記念写真や合宿で知り合った仲間同士で撮影が続く。3日間浸食を共にした仲間同士の固い握手と挨拶が延々と続く。コーチ陣と、選手達と。事務局やJTBさん、ライトハウスさんと。選手達が立ち替わり入れ替わり挨拶に来る。その中で一番に自分の所に来た支部道場生、目をギラギラに輝かせている。元気一杯な挨拶と堂々とした不動立ちが3日間の強化稽古をやり抜いたことを証明している。知っている顔が何人もいる。真っ先に挨拶に来てくれたのは三好副代表の愛弟子達だった。大和魂を継承する高知支部と愛媛支部の道場生達だった。超にもうひとつもふたつも超の字が付くくらい嬉しかった。一緒に記念写真を撮った。

「今日は千葉の赤鬼さんと写真撮ろうかな!」

彼らはふたりの関係をよく知っている。ふたりがどんな深い関係にあるか(笑)。どんなに固い絆で結ばれているか百も承知なのである。ふたりで日本代表選手団とユースジャパンを率い、全幅の信頼で結ばれていることを知っている。いつもALL JAPANの赤いジャンパーでふたりで写真を撮っていることも。奥村師範が全四国大会の打ち上げパーティーでいつも締めの挨拶と正拳中段突きをしている姿を毎年見ているから。ふたりがこう呼ばれているのを知っている・・・

(高知と千葉の)赤鬼さんコンビ!だと

残念ながらユース合宿は中止となった。しかし、ユースジャパンの進化は止まらない。どのような状況にあろうが、どんな試練が待ち受けていようが前進あるのみ。今年はいい充電期間となった。見つめ直すいい機会にもなった。この一年を無駄にはしない。次の大きなステップの足掛かりとせねば。一年会えなかったけれど、その分大成長した選手達に会う楽しみが増えたというものである。

本来なら今日が合宿最終日だった。偶然にも全日本大会直前の最後の朝練の日となった。いつもの4人だけの稽古だった。少年部は敢えて呼ばなかった。翔太の最終調整をしながらユース合宿のつもりで指導した。

祥太はホント分かり易い男である。以前、ブログで初代桃太郎大智のことを綴った。自分の若き現役時代の少年部指導員の頃の話を書いた。その何日か後、翔太が少年部に出させて下さいとお願いに来た。

「翔太、ブログ読んだか?」

押忍!

少年部の指導は、全日本選手の翔太にとって掛け替えのない経験になると思い、もちろん了解した。木曜日、「我が青春のユースジャパン」でユースジャパンへの思いを綴った。ドリームもない!ユース合宿もない!そんな年のユースワッペンについて敢えて厳しく書いた。今日の朝練の時、翔太はユースワッペンを外していた。(実は昨日から外していたらしい)

「翔太、ブログ読んだか?」

押忍!

翔太はホント分かり易い男である(笑)。金曜日にユースジャパン15年の思いを心魂込めて書いた“伝統継承の書”を卒業証書代わりに渡した。もちろん金(ゴールド)ではない。ゴールドは12月四国に持って行くから(内緒)。

何気に紫穏の道着の右肩見たらワッペンがなかった。ワッペン外した糸の跡が残っていた。ブルータス、お前もか!いや、“紫穏、お前もか!”と内心まさかとは思いながらも訊ねた。

「紫穏、(ブログ読んでお前も)ワッペン自分で外したのか?」

「いえ、糸が切れて取れそうだったので取っちゃいました。押忍」

ひっくり返りそうになった。ばかもん!どんな激しい稽古しても絶対に外れないようにしっかりお母さんに縫って貰え!弱いヤツはいつまでもワッペン付けとけー(笑)!

ユース合宿に一度も行ったことがない奎太と天羅と。この4人の朝練、最高に指導の甲斐がある。強くなるかどうかは本人達次第だが。黙ってても稽古に来る。コロナ禍でも来る。気合い入れろと言ったら気合い入れる。単純だから。いや、素直だから教え甲斐がある。実は、この素直さ!が一番の素質かもしれない。押忍の返事、声色を聞けば大体分かる。奎太は来年の昇段審査、受審申し渡した。あとのふたり、近づいて来たかな(秘)。

翔太、奎太、天羅、紫穏、千葉南支部の先輩を越えよ!自分の空手道を築け!

伝統継承せよ!