Category Archives: 師範ブログ

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出でよ 千葉の桃太郎!

道場の取材で必ず質問されることがある。道場の目玉は何ですか?と。それは指導方針でもある。何処の道場にも選手クラスはある(と思う)。だが千葉南の一番の特徴はその“ネーミング!”にこそある。いつの頃からか少年部選手クラスに「桃太郎クラス」と名前を付けた。あの昔話に出てくる桃太郎さんである。ズバリ!桃太郎さんのようになって貰いたいとの願いからであった。

自分がイメージする桃太郎さんとはどんな姿なのか?

桃太郎の条件を3つ?夏合宿で質問したが、誰も答えられなかった。一般部はおろか、少年部時代から薫陶してきた全日本選手でさえも正解を答えられなかった。奥村師範の指導を理解していないなあと悲しかった(笑)。

大抵の人がこう答える。強くて優しい人。この二つは即答する。あとは頼りにされる。仲間から信頼される。思いやりがある。仲間がいる。リーダーシップctc。では強さとは?優しさとは?具体的にどういうことか?要はそこが肝心なのである。

奥村師範の桃太郎の条件・・・こう答えた。

①仲間の為に喧嘩が出来ること(強い弱いは関係なし)

②仲間の為に泣ける人(なるべく人前では泣かない方がいいけれど)

③愛のある人

緑代表が組織の先頭に立って世界中を駆け巡っている。緑代表が何か事を成そうとした時、馳せ参じるのが新極真会の道場生の務めではなかろうか。趣味で始めた空手かもしれない。組織の理念さえ知らない白帯もいる。色帯もいる。しかし、黒帯には組織名が入っているから。組織の為に喧嘩が出来る人。つまり組織行事に参加する人が桃太郎さんだと思う。世界大会で選手と共に戦っているコーチ陣は桃太郎である。敢えて言えば、師範が大号令出した時に馳せ参じる人が、桃太郎だよ!3年前に「100万人の署名」を行った時、千葉駅前で一番頑張ってくれたのが、桃太郎クラスの少年部とそのご父兄の皆さんだった。

だから夏合宿に参加した人は皆桃太郎さんです(笑)。

自分が負けても仲間の優勝を心から喜べる人。仲間の喜び悲しみを共にできる人が桃太郎さんではなかろうか。いい時は“おめでとう!”で済む。仲間が悲しんでいる時こそ、一緒に泣ける人が桃太郎です。陽孝が世界チャンピオンになった。一朝一夕で成し得たものではない。自分自身は譬え世界大会に出場出来なくても、一緒に汗を流し、その結果を良くも悪くも共有出来るか。強さも絆も道場稽古だけでは培われない。寝食を共にする合宿こそ最良の方法ではなかろうか。日本代表選手団も同じである。あの強化合宿なしに決して団結は図れないないのである。

だから夏合宿に参加して、陽孝に心から“優勝おめでとう!”と言った人は桃太郎さんです(笑)。

仲間の為に喧嘩することも、仲間の為に泣けることも、根本は心の問題である。欲ではない。愛である。自分の為に戦うのは当たり前である。しかし、日の丸を背負って世界の舞台で戦う時に日本代表の誇りと責任が付いてくる。ズバリ!愛国心なしにパワーは生まれない(と自分は思う)。愛国心あってこそ、あの♪君が代♪の素晴らしさが分かる。夏合宿も然りである。仲間との交流、協調性、これら全ての行動の原点が心“愛”ではなかろうか。そこには組織愛がある。新極真会には理念がある。“心ひとつ!”心ひとつ、思いがひとつだからこそ、共に喜び、共に悲しむことも出来るのである。空手をやっていて、単純に新極真会が好きか!ただこれだけである。

だから仕事を休んで、或いは仕事を終えて途中参加する人。夏休みなのに夏合宿に参加する人は桃太郎さんです(笑)。

桃太郎クラスに置き換えれば。強さだけを求めるなら、自分の稽古だけすればいい。仲間を思う心がなければ、真の強さは育たない。自分ひとりの力だけでは勝てない。戦えもしない。舞台が大きくなればなるほど然り。人の先頭に立てる人、模範になれる人になって欲しいのである。それには強さ・優しさが不可欠である。そういう人になる方法が「道場訓」ではなかろうか。だから桃太郎クラスに入るには道場訓暗唱は必須なのである。

世界W制大会で日本選手団が前人未到の7階級制覇を成し遂げた。陽孝が激闘に次ぐ激闘の末に軽量級を制し世界チャンピオンになった。これら栄光の影に、彼ら選手と一緒に戦う選手団コーチ陣を始め、事務局スタッフ、多くのサポーターの存在があった。何より少年部時代から支えてきた家族の存在があった。嬉しい時も悲しい時も、共に喜び!共に悲しみ!そんな多くの仲間や家族の存在なしに二つの大偉業は在り得なかった。

ユースジャパン13年の結実の勝利であった。大会会場でも選手団のみならず、支部長達が一丸となって戦った故の、即ち組織の大勝利だったのである。家族の勝利だったのである。

組織愛と家族愛の勝利だった。

“仲間の為に喧嘩が出来て、仲間の為に泣ける人が桃太郎だよ!原動力は愛だから(笑)!”

出でよ 千葉の桃太郎!

 

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七夕に誓う!

選手団に続いて今日、緑代表を始め理事の師範方や大会後の世界空手セミナーに参加した支部長が帰国した。何人かの師範方と話をした。日にちが経つにつれてもっともっと優勝や日本選手団の大勝利の実感が湧くのかもしれない。

帰国後、多くの方々からお祝いのメッセージを貰った。日本中から応援していてくれたことがうかがえた。嬉しい限りである。一緒に大会に遠征に行った仲間からもメッセージが届いた(笑)。その中のくだりにこんな言葉があった。

『千葉南支部から“世界へ翔たけ!”の言葉どおり有言実行、本当に素晴らしいです。』

「世界へ翔たけ!」・・・支部のキャッチコピーに使っている言葉である。

今日は7月7日、七夕!!

監督になって7回目の世界大会で全階級制覇の野望は成し遂げられなかったが、7階級を制した。同じ日に同じ場所で7回も♪君が代♪を聞いた。そして、愛弟子が決戦地アスタナの空に世界一の日の丸を掲げた。

日本選手団の大勝利と愛弟子の世界一を祝って、そして新たな誓いを込めながら筆を執った。

“千葉から世界へ翔たけ!!”

4年後こそ、必ずや全階級制覇を成し遂げてみせる。

 

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いざ出陣!

戦いの時が来た。

いよいよ明日、第6回全世界W制選手権大会のためカザフスタンに向けて出発する。昨日、陽孝が最後の調整で道場に来た時にこう言った。

『やり残した事はないな。勿論勝ち負けはあるけれど、こんな素晴らしい舞台に立てるだけでも幸せだよ。代表選手の誇りを持って思いっ切り戦って来い。』

『新極真会に来て良かったなあ!』

この言葉は全て自分自身に対して、言っている言葉でもある。

やり残したことはないか?ある訳がない。

勝つ為に最強の日本選手団を作った。直前の強化合宿だけではない。あらゆる場面、あらゆる手段を講じて檄を飛ばして来た。大袈裟ではなく、この日の為に13年前にユースジャパンを組織が創った。代表選手の主力メンバーはこのユースジャパンの第1期生である。このユース1期生から無差別の男女の世界チャンピオンが生まれた。だから今度は階級別のチャンピンを目指す。しかも全階級の制覇を目指すのである。ユースジャパン13年の集大成の戦いなのである。そして自分自身にとっても世界大会7回目となる総決算の戦いでもある。

今から丁度30年前の第4回世界大会に最初で最後、日本代表選手として出場した。その時の日本代表の仲間が組織の代表となった。緑代表が世界20万人の新極真会の頂点に立ち、世界の組織をリードする。そして同じ仲間の木元師範、外舘師範が理事となって緑代表を補佐する。大山総裁の作った極真空手を皆で継承しているのである。

世界大会に臨む時いつも想い出す。自分が30年前に立った世界の舞台の光景を。日本は見事優勝したが、自分自身は4回戦で負けた。見事な一本負けで(笑)。担架にも載せて貰った。悔いが残ってしようがなかった。立ち直るのに正直何年も掛かった。恥ずかしかった。しかし、今は日本代表選手としてあの舞台に立てたことを誇りに思う。心から幸せなことだったと思う。あの日があるから、間違いなく今の自分がある。

日の丸を背負い、ましてや未だ成し遂げた事もない“全階級制覇!”を目指しているのだからプレッシャーも相当なものだろう。それを立場上、自分が先頭になって檄を飛ばしているのだから皮肉なものである。しかし、そのプレッシャーを跳ね飛ばし、背負っているものを全てパワーに変えて頂点を目指して欲しい。

“間違いなく日本代表選手団は世界最強である。”

 

歴史が証明している。歴代の世界チャンピオンを見よ。歴代の錚々たる日本代表選手達をも見よ。コーチ陣を見よ。全員が世界チャンピオンか、全日本チャンピオンである。世界最強のコーチ陣である。彼らコーチ陣が選手の時代も世界の舞台で一緒に戦った。だから監督・コーチ・選手と立場の違いはあれど、世界戦士として皆同志!“同期”なのである。だから合宿で♪同期の桜♪♪を皆で歌うのである(笑)。日本代表選手団で、ユースジャパンで同じ釜の飯を食べた多くの仲間達と共に戦えることを誇りに思う。幸せに思う。

“新極真会の一員であることを誇りに思う。幸せに思う。”

だからこそ、全階級制覇の野望を成し遂げたいのである。

あの日から丁度4年が経った。弟啓治(師範)は中国上海へ旅立つ直前に病に倒れた。前大会の開催地リトアニアに向けて旅立つ日だった。成田空港で搭乗手続きをしている最中に悲報があった。ボストンバッグには啓治が心魂込めて描いた龍画が入っていた。全階級制覇の必勝の願いが込められた龍画を日本選手団のために病に倒れる直前まで描いていたのである。

自分だけではない。人は何かしら?何かを背負って生きている。支えてくれる人も必ずいる。その背負っているもの全てに勝ちパワーに変えて、支えてくれる人の分まで共に戦うのである。

人はひとりでは生きて行けない。ひとりだけの力で大きな舞台には立てない。ひとりではない。仲間がいる。日本中の仲間の応援を背に、最高の仲間と世界の頂点を目指す。厳しい戦いになろうが、仲間達と乗り越えて行く。心ひとつ!一致団結!空手母国の威信に掛けて必ず勝つ。

“全階級制覇を必ず成し遂げて見せる!”

いよいよ決戦の時が来た。いよいよ出陣の時が来た。

明日、決戦地カザフスタンに向けて出発します。

決戦の日まであと4日!