Category Archives: 師範ブログ

151139164_430685268185841_3635498153760963160_n

千里の道も一歩から!

この写真を見て何を思いましたか?何を感じましたか?

ゼッケン128番!

52回の歴史を誇る地上最強の極真空手の無差別の全日本大会で、(男子)出場選手128名の中で優勝候補筆頭の選手が付けるゼッケン№が128番である。自分の現役時代は支部から2名しか出場出来なかった。支部内の選抜戦(大会)で優勝か準優勝しなければ出場することは叶わなかった。組織が何派にも分裂し、全日本大会128名出場は困難を極めた。今やユースジャパン全盛時代となった。全日本トップ選手は皆ユース出身の選手達である。現役高校生の選手も珍しくない。第12回世界大会日本代表選手(新極真会)は皆ユース選手となった。このユースジャパン全盛時代にあっても、全日本大会で128名エントリーには遠く及ばない。

千葉南支部からの全日本出場人数が一番多かった時は7名だった。結果は別にしても、全国でも上位だった時代があった。勝つ前に、先ず出場出来る選手を育てなければならない。参加するだけでは意味がないが、参加する選手がいなければ、もっと意味がない((´∀`))。

日曜日の朝練!・・・全日本選手の特別強化稽古。ドリームや全関東大会の前には、高校生や中学生、少年部も参加させた。出場する大会で勝ちぬくための強化稽古として。それ以上に、全日本選手達と一緒に稽古することで先輩達のように(無差別の)全日本選手になって貰いたいとの願いからであった。自分にとっても“日曜日の朝練!”は特別なものだった。極真現役時代にも同じような全日本選手の稽古会があった。全日本出場を目指し、全日本で勝ち抜くために千葉県下の分支部道場から集まり、組手中心の特別稽古会があった。いつもなら道場で後輩には強い口先だけの先輩達は日曜日の実戦会は参加しなかった(内緒)。サポーターなど無い時代である。喧嘩空手と呼ばれた時代、組手は真剣勝負だった。緑帯の時、白石先輩の引退を機に実戦会が始まった。自ら志願した。師範からも参加が許された。茶帯すらいなかった。毎週、のばされた((´∀`))腹を抑え呻きながらこう思った。

“これが極真空手だあ!”

日曜日、朝起きると毎回行きたくないなあと思った。そう思いながらも足は道場に向かった。今当時を振り返って間違いなく断言出来る事がある。それは・・・思い出しただけでもぞっとするが、あの日曜日の朝練(実戦会)があったからこそ全日本選手になれた。もっと言えば、緑帯茶帯時代の朝練参加があったからこそ世界大会に出場することが出来た。黒帯になって参加していたのでは遅かった。日本代表選手にはなれなかったと思う。間違いなく緑帯茶帯時代の日曜日の朝練を含め、数々の試練が日本代表選手という大木(たいぼく)に育つ肥やしになった。

大木になって花を咲かせてから肥やしをやっても何の意味もない。

黒帯になって強くなって勝てるようになって朝練に出る人は、強くなれない。色帯は弱いのは当たり前で、弱いから強くなるために朝練に出るのである。自分はそう思う。大木になったら肥やしを受け入れなくなる。逆に虫が付かないように消毒してあげないといけない。黒帯になったら強くなったと勘違いして師範の言うことを聞かなくなる(内緒)。どんな大木になるか!どんな樹になるか?それは・・・肥やしで決まる。(肥やしには光も水も含まれる)ズバリ!大地で決まる。肥やしを拒否したら大木になれない。師範や道場の所為にして大地に順応できない人も然りである。

朝練の時に少年部や中学生によくこう言ったものである。

『全日本選手と一緒に朝練が出来ることを当たり前と思ってはいけない。全国には、全日本選手がいない支部道場はたくさんある。ましてや世界大会日本代表選手のいる道場は少ない。千葉南支部には世界チャンピオンさえいる。この恵まれた環境に感謝してそれを活かさないといけない。』

いつの間にか全日本選手が、翔希と翔太の二人だけとなってしまった。翔希は仕事で朝練には出ない。翔太は自動車学校に行って、今週日曜日の朝練は不参加だった。

この写真を見て、こう思った人は凄い。

「全日本選手がひとりもいない。黒帯がひとりもいない。」

全日本選手のための日曜日の朝練に、全日本選手がひとりもいない。全日本選手どころか黒帯さえいない。もっと言えばユース選手がひとりもいない朝練となった。朝練を始めて、初めての事だった。少年部は低学年の方が多かった。

コロナ禍で出場選手は大幅減となったが、そんな中でも1年生の真総が自分から出場を申し出て来た。

“僕頑張るのでドリーム出場させて下さい。”

嬉しかった。次の週から桃太郎クラスに入れた((´∀`))

何のために年間200日以上も稽古してるのか。何のために毎週日曜日の朝から稽古に来るのか。

全日本大会に出たいからであろう!送迎する父兄の皆さんとて同じ思いに違いない。

勝てるかどうか?分からない。はっきり言えば、今のままでは勝てない。ドリームですら勝てないのだから。ヘッドガードもサポーターもないフルコンタクトルールのJFKO全日本大会。天羅と紫穏に出場許可した。いつも一緒に稽古する奎太にはドリームフェスティバル出場を初めて許した。

21日、選手育成の難しさをしみじみと痛感した朝練となった。また時を感じずにはいられなかった。20年の歴史を振り返り、また一からの選手育成を考えると気の遠くなるような思いに駆られた。そんな中でも一筋の光明が射した。分支部長に成長した世界戦士でもある愛弟子の河鰭が佐倉から選手を連れて来た。

このメンバーから世界の舞台で戦う選手を育てることは至難の業である。しかし、自分は諦めない。20年目にしてまた原点に帰った。弟啓治(師範)の言葉がまた蘇る。

幸一師範、使命 原点!

千里の道も一歩から

新グリーンフラワーズ結成しました((´∀`))((´∀`))

 

210206_1836~01

世界大会に出る方法!

『空手の稽古をするにあたって、基本はとても大切なものですが、道場では稽古の内容だけではなく、あいさつなどの立ち居振る舞いも大切になってきます。今回は、基本稽古に入るまでに知っておかなければならないことも含めて紹介します。・・・』空手LIFE特集 空手道、はじめの一歩(前編) 講師:藤原康晴師範(WKO技術委員長)

土曜日の少年部、稽古が終わった後に課外授業を行った。ズバリ!・・・

「道着の正しいたたみ方」

道着のたたみ方を教えたのは初めてではないが、いつのことだか分からないくらい前の事である。少年部はほとんどが道着姿のまま車で来る。帰りもそのまま。少年部が道着のたたみ方を知らないのは、全てそれを教えない師範の責任である。昔、道着を洗濯カゴに入れて来る道場生がいた。帰りは汗で臭くなるから、それはそれでいい。大切な事は、基本(たたみ方など)を知っていて省くのならいいが、知らないでやることはよくない。稽古も然りである。

きっかけは、ある黒帯の指導と会話だった。基本中の基本である“不動立ち!”の説明が自分の教えと違っていたからである。入門者に先ず最初に教えるのが挨拶の仕方である。その挨拶には押忍と不動立ちがからむ。入門者の根本でもある。その教えが違っていた。しかもふたりとも極真時代同じ道場の後輩だったから尚のこと驚いた。40年間修業をし、学んだ事と教えて来た事が違った。自分が間違っている場合もあり得る。念のため調べた。要点のみで言えば・・・腕は90度に曲げるとは書いてなかった。

“拳は帯の高さ!”

一番まずいと思った事は、教えが間違って伝わる事と他にもっと大きな違いがあるのではという事だった。不動立ちは稽古の始まり(の立ち方)である。拳の位置が違えば他の立ち方や稽古の時の位置すらも変わってくる。あらためて基本や道場の所作から見直そうと思った。(基本)稽古をする前に覚えておかなければならないことがある。この機会に原点に立ち返り、基本から指導しようと思った次第である。

師範と黒帯の教えの違いが起こった原因は何か?そのひとつは、今現在他人に指導しているかどうかであろう。スポーツクラブの指導をしたらそれが分かる。週1回1時間だけ。自主トレ時間もない。特に幼稚園児が多い低学年クラスの指導、毎週基本の繰り返しである。基本とは、基本稽古のことだけではない。押忍の挨拶だったり、気合いだったり。整列からして毎週大変である。不動立ちの注意をしない日はない((´∀`))。90度なんかも分からない。お手本を見せて真似させる。しかし、目を瞑って見なくても分かるような言葉で指導(説明)が出来るようでなければ指導員失格である。入門者が毎日絶えない道場だとこんなことにならなかったかもしれない。或る人がこう言った。

 教えは二度目の学びである。

実に的を得た言葉である。自分が分かっていないと教えることは出来ない。教える事で気付く事もある。まさに教える事は自身にとって二回目の学ぶ機会でもある。

不動立ちを確かめるのに1分も掛からなかった。書棚にある大山総裁の著書とファイルを見ただけだから。空手LIFEで基本の技や立ち方、道場の所作(礼の仕方等)などを特集したことがあった。道場訓の解説さえ載ったこともある。組手の技術に至っては毎回掲載されている。世界チャンピオンや日本代表選手のテクニックは言うに及ばず、トレーニング方法から始まり心構えなど・・・心・技・体全てに渡り網羅されている。パワー空手➡極真魂➡空手LIFEと名前は変わったが、組織が出す機関紙はまさに宝の本である。

自分自身も含めて道場生の皆さんの修行の糧に少しでもなればと思い道場HPに掲載した次第である。果たして何人の人が記事を印刷しただろうか?何人の人が100円ショップに行ってクリアファイルを買って来て、スクラップ整理しただろうか?何人の人がダンボール箱から件の号を引っ張り出して見ただろうか?いや、もう10年前に発刊された時に特集記事のコピーをしてるだろうか?もし、今回HPで見て読んで理解しても何年も経てば忘れたり、同じ事の繰り返しになろう。いつでも見れるように手元に置く事が大事なのである。それは自分を律する自身の生きる指針ともなる“座右の銘!”とも同じようなものである。もし、そんな事するのは師範だからと言う人がいたら、自分はこう答える。

空手道の修行に師範も道場生(の区別)もない。大会出場したら、師範も道場生も全く関係ない。大会にでなくても道場で組手したら全てが分かる。師範になる前の自分の膨大なファイルを見たら分かる。宝物殿の大山総裁の著書を見たら理解する((´∀`))。闘魂神社で弟啓治(師範)と入門を夢見て真似事の修行に明け暮れた日々。何でも調べられるパソコンもない時代である。ユーチューブもない。コンビニにコピー機もない時代。いやいやコンビニすらない時代である。雑誌や新聞の切り抜きをして保存したものである。それが自分のDNAとなった。

誰に言われることなく、印刷したり100均行ってファイリングするような人が世界大会に出れる。自分はそう思う。支部長になっていつか気付いた事があった。道場訓の事である。勿論、自分なりに解説出来る。が、そう言う事ではない。

道場訓には世界大会に出る方法が書いてある。自分はそう思っている。

一. 吾々は心身を錬磨し 確固不抜の心技を極めること

確固不抜の心技を極める。まさに偉業を成し遂げた多くの武道家やスポーツ選手が口にする言葉、“心・技・体!”のことである。

コロナ禍の中で厳しい修業を続け、6人が昇段を果たした。自分が黒帯になった道場生にひとつだけ課している事がある。それは組織の機関紙である空手LIFEの購読である。会費を払い(貰い)、趣味の空手である。絶対的な強制力はない。しかし、である。指導する機会もあろう、組織の動きや緑代表の考えなどを知って欲しくてのことである。所属する組織(流派)の正しい基本や所作を知らずして・・・組織人として・・・黒帯だけには組織名が刺繍されている。

同じく空手LIFEで「空手1年生の教科書」と題して様々な角度から基本稽古や型、大会出場などを掘り下げて師範方が解説する特集があった。そのサブタイトルが“千里の道も一歩から!”だった。巻頭ページには、第10回世界大会で史上初めての男女W優勝を成し遂げた塚本支部長と将口恵美選手が二人並んで正座し黙想する写真があった。まさに正しい道着のたたみ方や不動立ち(を学ぶこと)こそが世界への道に繋がるものと信じて止まない。

『・・・まず、礼の仕方や道着のたたみ方などを紹介しますが、こういった所作に「これが正しい」という決まりはありません。・・・ここで私が総本部道場時代に大山総裁に教えて頂いたやり方を紹介しますので、参考にしてみてください。(藤原師範)』

藤原師範が言われる「大山総裁に教えて頂いたやり方」、此処にこそ流派の根本がある。流派が違えば、引きて一つ取ってみても全く違う。大山総裁が創られた地上最強の極真空手。新極真会の支部長としてその大山総裁の教えを伝えるのが自分の役目である。基本の統一!「黒帯研究会」の意義のひとつが此処にある。

老いぼれ師範だけど、師範と違うことを教えてはいけない((´∀`))

ある道場生に特集記事のコピーをあげたら御礼を言われた。自分はこう答えた。

“仕事ですから!”

せめて世界大会を目指す道場生と分支部長・黒帯には同じ思いで指導に携わって貰いたいと願うばかりである。

幸一師範、使命 原点!

・・・原点!!

心癒します!

道場1階のもうひとつの看板『わかばアスリート整体院』

極真時代の後輩で、今は千葉南支部分支部長(打瀬・高浜道場)の山﨑先生が院長を務める。

「押忍!(山﨑)先生、今日は宜しくお願いします。師範は稽古ですか?」

「少年部です。」

「背中からやりましょうか。うつ伏せでお願いします。」

腰と背中を指圧しながら。(身体をほぐしてから整体に移ります。)

「何処か、特に違和感ありますか?」

「いいえ、特にないです。・・・気持ちいいです。」

※気付かれないようにチェンジ。会話は山﨑先生のまま((´∀`))

「どうですかあ?」

「さっきより気持ちいいですねえ!寝ちゃいそうです。」

「これはどうですかあ?」

「痛ったたったたっ・・!ちょっと痛いです・・・。」

「ちょっと強すぎましたかねえ。すみませーん。この辺はどうですかあ?」

「ツボに入ってます。気持ちいいです。」

「先生、黒帯目指して稽古頑張って下さいね。」

「・・・・・!」

「先生、効きましたかあ?」

「・・・。スースー・・・!」

「先生っ!・・・先生っ?・・・』

「スースー・・!」

※気付かれないようにチェンジして元に。

「押忍!先生、今日は整体ですかあ?」

「押忍!師範、夜は稽古出れません。」

「先生、3月審査目指して頑張って下さいね。」

「太極覚えないと。」

「先生、今度は自分が整体してあげましょうか?」

「とんでもないです。師範にやって貰ったら罰が当たります。」

「大丈夫!罰なんか当たりませんよ((´∀`))」

「でも師範にやって貰ったら、力強いから痛そうですね。」

「痛くないですよ。寝てしまうくらい気持ちいいですよ((´∀`))((´∀`))」

「今度、お願いします。」

「またチャーシュー定食食べに行きましょう!」

「ボリュームありましたねえ。行きましょう。」

先生、道場で汗流して、声出して、心癒して下さいね。千葉市民のため毎日ご苦労様です。お疲れ様でした。押忍

“道場で大きな声出して いい汗流して 大笑いして 心も身体も癒して下さい!”