Category Archives: 師範ブログ

15826877_1277540432312978_8163001083228509343_n

龍凰伝説

幼児体験って言うか?子供の頃の記憶、その影響って凄いなあとつくづく思う。龍画と道の書のお陰で兄弟二人は進む道に出会えた。啓治は龍になった。自分は虎になった?一旦はサラリーマンになったのは実はこれである。しかし、40歳を前に血が騒いでやめた(悲)。啓治が高校時代に書いてた書や絵画が三十数年の時を越えて、自分の所へ帰って来た。闘魂!であり、花の絵だった。

護国寺での鏡開きの講話で聴いた「小野東風と蛙」の話。東風は日本一の書道家だった。その有名な話は「花札」のモデルにもなっていた。驚きだった。啓治が好んで描いていたのが、花札の蝶や牡丹だったから。今までそんなに気にも留めなかった花が今年はやけに目に焼き付いて心に留まった。道場玄関前の小さな花壇に植えた椿の花である。毎年冬には咲いていた。しかし、今年ほど綺麗に咲いた年はなかった。いや違う。今年はそう見えた。そう感じた。そう思える心境だったのである。タイミングもあろう。夏だったら朝顔に。春だったらもちろん桜に。梅雨時だったら紫陽花に。今まで以上に心奪われていたに違いない。

引っ越して来た時、殺風景な道場にと庭や花壇を作った。植えたのは桜、紫陽花、そして椿!実家の縁側に小さな庭があった。今は駐車場になっている。子供の頃、そこにあったのが柿の木と紫陽花、そして椿だった。柿の木に登ってよく遊んだ。だから一番好きな果物は今でも柿である。今思えば、道場の花壇に植えたのもこうした子供の頃の記憶がそうさせたのだろう。紫陽花の花や椿の花を見ながら何を思っていたのだろう?知る由もない。そう言えば、庭に桜の木はなかった。しかし、実家の隣のお寺の境内には勿論桜があった。

啓治が中国へ渡る時、自分で自分に名前を付けた。“龍翔鳳舞!”見れば見るほど凄い名前である。龍も鳳凰も伝説上の架空の動物である。これから広大な中国に新極真空手を広めんとする自分自身に、龍と鳳凰の姿を重ね奮い立たせたに違いない。自分は今、中国支部長代理である。だから自分も龍翔鳳舞である。双子だし。龍翔凰舞でもいいかな。道場には凰太もいるし。これから龍凰伝説が始まる(笑)。道場の少年部達はさしずめ紫陽花や桜、椿の木々の花のような存在である。綺麗な花が咲くには木(幹)がしっかりしていなければならない。何より自然(環境)が大切である。実が成るには水や栄養もいる。でも水や栄養(肥料)をやり過ぎたら、枯れてしまう。指導も同じような気がする。環境に左右される所も。

裸の王様に「王様は裸だよ!」って唯一言ったのは純粋な一人の少年だった。新年早々に黄泉の世界へ引きずり込まれようとした時、救ってくれたのは桃太郎達の元気一杯な気合いだった(笑)。年末年始と心を和ませてくれたのは偶然にも椿の花だった。そして道場から見る燦燦と輝く初日の出だった。

 “我は進む 譬え一人になろうとも 信じる道をただひたすらに

    我が進む道は 信念の道なり!”

人ではない 全ては我にあり!

小野東風

友よ…弟よ!

二ヶ月ぶりの山は寒かった。富士は厚い雲に覆われて全く見えなかった。本番当日はきっと雄大な姿で迎えてくれるだろう。勝負の年が明けた。新たな戦いに向けていよいよ始動した。いや違う。あの11月のユース合宿の時点から、選手の選考などもう戦いは既に始まっていた。選ばれた強化選手に年末年始も休息はなかったに違いない。今日は3月に行われるU-22強化合宿の現地打合せに富士緑の休暇村に行って来た。

夕方道場に帰ってPCを開くと、友が久しぶりにブログを投稿していた。年末から地上最強の敵に打ち勝つために必死で闘っている20年来の友のメッセージがあった。

今彼を支え心の拠り所になっているのは、女手一つで彼を育てた母であり最愛の家族である。そして、大親友の存在である。彼を尊敬し見守る多くの仲間達である。そして、その根底には極真精神と大親友から授かった魂であろう。

5年前に病に倒れ、以来懸命のリハビリを続けている弟啓治(師範)も彼の大親友の一人である。啓治は昨年末、奇跡の復活劇を遂げた。地元の祭りで魂の試割りの演武を披露した。夢にまで見た中国上海の地に再び立つことが出来た。愛弟子達と涙の再会を果たした。地元の仲間が演武の動画を送ってきてくれた。未だ右半身は不随のままである。それでも左手一本で何度も何度も瓦割りに挑戦する姿に泣けてしようがなかった。

ここ何年か続けて、支部鏡開きで自らが試割りの演武をするようになった。今年は大勝利への誓いに加えて祈りを込めて全身全霊で行った。友と啓治の全快を祈って!あの時のように・・・・。

「一日一死」は2017年迄で封印です。

本年2018年からは『一日一生』で生きて行きたいと思います。

大切な母親の為に、家族の為に、大親友の為に、尊敬して支えて
下さっている皆さんの為に、毎日を『一日一生』で生きたいと
思います。

『死力達成』『負けじ魂』
『頭は低く・目は高く・口慎んで・心は広く・孝を原点として・他を益す』頑張って戦って参ります。宜しくお願い申し上げます。

友よ・・・弟よ・・・押忍!!

 

宝虎

武の道は礼に始まる

娘の書初めがきっかけで書道を始めた?何年かぶりに条幅紙(長い紙)に書いた。一文字、二文字もいいが、長い言葉もいいなとあらためて書き入ってしまった。道場生達から言われた。

“師範、(前より)上手になりましたねえ!”

書道で飯食ってる訳ではないので上手さは関係ない。心で書いているから。でも道場生達の言葉が気になったので確かめた(笑)。こういう時、HPのアルバムが大いに役立つ。

言われてみれば、確かに今の方が上手い様な気もする。しかし、書く時の思いは、その時その時で何ら変わらない。

新年懇親会の買い物をして道場に戻ったら富津の甥っ子が帰りを待っていた。虎が二匹(笑)。怪我と高校受験で休会中の宝虎と頼誇の兄弟だった。休会中にもかかわらず、ましてや分支部道場生なのに、わざわざ新年の挨拶に来てくれたのである。

久保さん親子の決意を感じた。空手がつくづく好きなんだなあと嬉しかった。これも全て師である富津分支部長の林先生の教えの賜物である。

“宝虎、心が折れない限り全然大丈夫だから。自分(目標)を失なわければ大丈夫だから!”

“頼誇、お日様にいっぱい当たっていたら元気出るから。(子供は)外にたくさん出るんだよ!”

自分と啓治(師範)が一緒に道着を着るのが早いか?宝虎と彩乃ちゃんが揃って富士の強化合宿に行くのが早いか?競争だな。

 武の道は礼に始まり礼に終わる よって常に礼を正しくすべし!