Category Archives: 師範ブログ

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空手道は忍の一字なり!

自然界の力には為す術もありません。台風15号で3階自宅の窓ガラスが2枚割れてしまいました。最初はダンボールとビニールシートで養生しましたが、二日連続の雷雨と強風で2日も持ちませんでした。ホームセンターでベニヤ板をと買って来ました。これでよほどの強風以外なら大丈夫だと思います。
作業し終って板を見つめながら・・・弟啓治なら板に龍と鳳凰の画をきっと描くだろうなあ!と思いました。
この夏辛い時、尊敬するある大先輩(の師範)にこう言われました。
『奥村、空手道は“忍!”の一字だからな!』

“空手道は忍の一字なり!”
肝に銘じて精進します。

 

日中桃太郎

紫気東來!

昨年に続き、中国支部北京道場生がこの夏も出稽古に来た。

初日に責任者の金先生はじめ道場生達からたくさんのお土産を頂いた。その中で最年少の小学2年生オレンジ帯の少年部から掛け軸を貰った。紫色の藤の花が色鮮やかに描かれた見事な水彩画の掛け軸だった。宗 岱宣(ソンダイショウ)の名前には刻印も押されてあったから驚きであった。そして名前の上に四文字の言葉が書かれてあった。

 “紫気東來”

「しきとうらい!」何となく読めた。紫の気が東から来る!何となく分かるような分からないような・・・?

通訳の孫さんに意味を訊ねた。

『中国では紫色は縁起のいい色とされています。太陽が東から昇るように、いい事が東から来ます。待っていたらきっといい事が起こります。中国では有名な非常に縁起のいい言葉ですよ。』

小学2年生の子供でも知っているくらいだから有名な言葉なんだろう。聞けば千葉訪問にあたって師範の為に何か月も掛けてひとりで描いたのだという。絵も言葉も素晴らしかったが、その気持ちが何より嬉しかった。いまだリハビリを続ける弟啓治(師範)のことを思い出した。決戦の度に「龍画」を日本選手団勝利のために描いてくれていることが重なった。嬉しさのあまり思わず抱っこした。そしてチュウーまでした(笑)。彼も笑っていた。

“紫気東來”

 幸運は必ず来る。待てば海路の日和あり!

 「道教の教えで、老子が山岳地の山越えで苦悩して途方に暮れていると、東手から高貴な役人が乗り捨てたであろう馬が舞い込んで来て、それに跨って事なきを得た事から由来する。」

 初めて日本に来た小さな子供の真心に救われた。千葉と中国北京道場の桃太郎達の元気一杯な姿に心が和んだ。心安らぐ稽古会となった。

啓治師範が十数年前に中国の大地に蒔いた種が見事な花を咲かせ結実した。今ではその花が大きな実となって日本の大地に還って来た。啓治が中国へ渡らなければ彼らと出会うことはなかった。金先生との出会いも、孫師範代を介して小さな縁から始まった。

 縁が縁を呼び 出会いを生む 出会いは奇跡を起こす!

中国北京、たった一国一道場との触れ合いでこれだけの感動を呼ぶのだから、世界中の仲間が集う世界大会は凄い事になる。世界大会は世界一を決する世界一厳しい戦いの場であるが、自分自身を世界一成長させてくれる場でもある。世界中に友達を作れる機会でもある。

 “世界へ翔たけ!”とはそういう意味である。

厳しい夏はまだまだ続く。厳しい戦いはこれからである。

北京の桃太郎達から貰ったエネルギーで必ずや成し遂げる。

 王座死守!王座奪還!

啓治に感謝!組織に感謝!!桃太郎達に感謝!感謝!神謝!

決戦の日まであと78日!

北京の桃太郎達の戦いを見届けに福岡に行って来ます。

 

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泣いたら虹が出た!

金先生から頂いたお土産のひとつに、いかにも高級そうな小さな桐の箱があった。小さな箱を開けると凄い物が入っていた。

な、な、何と・・・書道の墨だった。

使うのがもったいないと思うような金箔で龍の画が描かれた見事な墨だった。『茶賓齊』と書かれてあった。通訳の中村さんから言われた。一流の書家が使う高価なものだと。金先生の言葉を続けて通訳する。

「師範、書を書く時にこれを使って下さい。いっぱい書いて下さい。」

今年の3月に上海に行った時、金先生から筆のセットをプレゼントされた。その貰った筆で、今回の訪問の御礼の“押忍色紙”を昨晩書いた。北京の常設道場には自分がプレゼントした書や色紙を飾ってくれている。金先生だけではない。他の道場責任者も皆飾ってくれている。日本とは大違いである(内緒)。

金先生の気持ちが嬉しかった。心で泣いた。

今回初めて千葉に来た女子部の李雯からも高級紹興酒を頂いた。極め付けは少年部である。今回来た少年部の中で最年少、小学2年生のオレンジ色帯の子からのプレゼント。大きな桐箱を差し出された時、掛け軸だと分かった。龍画の掛け軸の大家を実弟に持つからすぐわかる(笑)。中村さんが通訳する。この子が書いたんです。それはそれは見事な藤の花の水彩画の掛け軸だった。しだれ藤の下で鴨が歩いている画だった。画の素晴らしさは勿論のこと、何か月もかけて自分のために描いたのだという。気持ちが嬉しかった。思わず抱きかかえてしまった。そしてほっぺにキスした。

心で泣けた。

5年生の緑帯の子からは、日の丸と中国旗と心マーク入りの廻し蹴りの絵を貰った。

また、心で泣けた。

正直、厳しい夏だった。無口で、英語も日本悟も話せないけれど、いつもにっこりほほ笑む金先生の笑顔に救われた。北京の桃太郎達の真心に、心安らぐ一日となった。暑い中を外で一緒に出迎えてくれた千葉の桃太郎とご父兄の皆さんに感謝。

暑い夏は続く。厳しい戦いはまだまだ続く。今日は戦いきるエネルギーを貰った。

仲間に感謝!啓治に感謝!組織に感謝!感謝!

雨は嫌だが、雨が降らないと水不足となる。雨が降らないと虹は出ない。唄の文句に“♪涙のあとには虹が出る♫”といううのがある。

泣いたら虹が出た。今日はそんな一日となった。

決戦の日まであと84日!